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バーザムとガンダムMk-IIの関係ができるまで 2017

2017年5月、HGUCバーザム発売に伴い、デザイナーの岡本英郎氏のインタビューがWEB上で公開された。バーザムのデザイン裏話から岡本さんの歴史までいろんなことが明らかになったのである。
『オワリカラ・タカハシヒョウリのサブカル風来坊!!』 バーザムの真実に迫る&岡本英郎全仕事史インタビュー前編 後編
※このインタビューは6月前半に何らかの問題で一時読めなくなったりしたが、現在は復帰している。前編の内容が一部修正されたようだ。
そして6月24日発売のモデルグラフィックス8月号では別のインタビューが掲載され、先のWEBのインタビューでは不明だった部分も込みでバーザム関係についての多数の事実が明らかになった。

この2度のインタビューで判明した新事実はかなり多いが、今回このブログで重視するポイントは、デザイン段階でガンダムMk-IIの量産機という設定を岡本氏が知らなかったことだ。
おおかた予想できていたことではあったが、ついに初めて明言された。

バーザムのデザインがMk-IIと似てないことはわかっていた。わかっていたが、決定的な証拠は一度も見つかることなく、どうしても後付けだと断言できない状況で長いこと膠着していた。当事者でない僕にデザイナーの意図を勝手に決めることはできないからだ。だから状況証拠の掘り下げばっかり進んで、いつまで経っても調査は終わることはなかった。
それが、たぶん史上初めて、デザインした本人によって明言された。
やっぱりその意義は大きいのです。スッキリしました。
ちなみにインタビュー中でこの事実はものすごく簡単に流されており、読者も聞き手もデザイナー当人もあまり重要視していなかったことがよくわかったのであるが、いいんだ。僕にとっては重要だったんだ。

だから今回まとめるのは、僕以外にはあまり重要ではないかもしれないこと、このMk-IIとの関係が後付けだったことについてである。
実際その他の新事実のほうが興味深い内容が多かったのだが、それはいずれ別の機会にやるだろうから今回はパスで、「どうしてバーザムはガンダムMk-IIになっていったのか」ということに論点を絞る。
まあ、前から言ってる通り、僕自身これが問題のある後付けだとは全く思ってなかったんですが、今回はその話をすると決めたのだ。今までも多くの記事にばらけて書いてきたが、今回はひとつにまとめて、最新情報も追加し、今までより読みやすい形にしておきたい。
一部は以前の記事と重複する内容があることをご了承ください。
[ 2017/07/02 01:08 ] ガンダム | TB(0) | CM(0)

岡崎昭行 データガンダム キャラクター列伝 〔宇宙世紀編 II〕 シャクティの養母の人物像?

ガンダム考察の中には、公式・非公式という線引きをせずに、全肯定するというジャンルがある。
例としては近藤和久のガンダム漫画の扱いだ。近藤漫画の独自性は説明するまでもなく、どう見てもアニメと内容が一致しないのだが、こういうのに出てくるメカやその他をアニメに登場したモビルスーツと同じレベルで共存しているものとし、その開発系譜とかを考察していくというやつが、全肯定の手法だ。

もちろん、共存に無理のある部分には創作が入るわけだが。
これも例を挙げるなら「カトキバーザムはパーツ共有度がクソなバーザムを作り直してジムみたいなパーツで揃えたペズン製バリエーション」とか書いて紹介するわけである。
うん、それなら最初からテレビ版バーザム作らなくて良かったんじゃないでしょうか。

こういう行為の良し悪しをどうこう言うつもりはなくて、それを同人活動や、自分のWEBサイトでやってるぶんには何も問題ないはずである。いや、テレビ版バーザムを創作設定使って失敗作みたいに言うのはどうかと思うよ僕ぁ。でも同人でやってるぶんにはいいんだよ。

しかし実際には、この創作交じりの部分を個人サイトじゃなくWEBのガンダムのwikiみたいなところに持ち込んで、さも公式設定のように書いてみたり、もっとひどいのだと(いかにもサンライズのチェックが甘そうな)ゲームの「公式」攻略本とかで堂々とそれをやっていた実例もある。
特にバーザム関連の記述ばっかりチェックしている僕のような人間の視点だと、バーザム改のおかげでそういうのを見つけやすく、2010年あたりまでそういうことがかなりやられていたのではないかと考えている。
ゲームに登場しないペズン製バーザム(バーザム改にペズン製なんて設定はない)についての解説が、なんでゲームの攻略本に書かれているのか?

そんなわけで、ジャンル自体ではなく、このジャンル周辺の「動き」に対する印象がとても悪いのです。
[ 2017/06/20 00:14 ] ガンダム | TB(0) | CM(0)

AOZバーザムの話を過剰にしないでほしい

まだバーザムの話をする。バーザムの話ばっかりするんじゃねえよという記事を書いたばかりだが僕はバーザムが好きだからバーザムの話してるんだ文句あるか。

HGUCバーザムについてはもう僕が取り上げるまでもなくこれすげえキットだよ…という感じで、そこかしこで大評判であり、合わせて岡本英郎さんのインタビューがあって新事実がザクザク出てきたりと話題性もあった。
このインタビューを含む周辺情報の話、まとめて後で書く気でいるが、まずインタビューの後半も読んでみたいし、モデグラが次号バーザムだけで特集組むという狂気の予告をしているので、ここはゆっくり様子を伺い、もう少し後でまとめてみようと思ってる。

そのへんの動向にあんまり絡まない話で、HGUC関連で目に付いた話ですよ。
バーザム関連でAOZの話をする人たちについての話。
[ 2017/05/29 23:24 ] ガンダム | TB(0) | CM(0)

ガルスJが掘り下げられないのはおかしい

昨年度、主にAOZのおかげで膨大な量のバーザム設定が出てきたわけだが、僕は前にも書いた通り、バーザムの設定はROBOT魂バーザムの公式サイトで十分だという立場で今も変わってない。
ROBOT魂 バーザム
むしろこれ以上増やさないでもいい。簡潔にまとまってるし。
普通の量産機の設定というのは、本来MS大全集の1ページの半分もあれば収まるものであるべきでしょう。いやバーザムじゃなくても、主役ガンダム級でもそれで収まるのが普通だ。めんどくさい開発系譜なんて「ガンダムMk-IIをベースにしている」の一言がありゃ十分だ。
普通のモビルスーツはMS大全集みたいな資料に書いてあることをそのまま受け取れば十分なんであって、マイナー資料の表記のブレなんて知らなくてもいいんだぜ。

モデルグラフィックス6月号によると、HGUCバーザムの発売日は5月20日とのことだ。既に通販サイトで何度かランキングに入ったり売り切れてたりして、その注目度が尋常でないことがうかがえる。
バーザムは人気コンテンツだった。
その説明書にどんな設定が書かれるのか、AOZの設定がちょっとくらい反映されるんだろうかとか、そりゃもちろん気にはなるんだけど、メインはやはりプラモのほうであるべきでしょう?

現在のバーザムの設定は結構複雑になっているが、その複雑さは受け手側が勝手に盛り上げたところも多分にある。
バーザムが好きで盛り上がっているのならいいが、ただ複雑なメカだから俺考察したいだけならバーザム以外にも難しいメカは沢山あると思うんですよね。何で皆さんはバーザムばかり注目するんですか。本当にバーザムが好きでやってるんですか。
バーザム以外のメカ、たとえばガルスJに真面目に向き合ったことがありますか?

前から言ってるのだが、個人的見解ではガルスJはバーザムより遥かに混沌としたモビルスーツだ。
研究する理由が「難しいMSだから」であれば、バーザムより前にガルスJの深淵に迫るのが筋ではないのか。
だが実際は現時点でガルスJの本格考察記事はネット上にひとつもない。僕の知る限りは。
あの謎の武器エネルギーガンにも、ムーバブルフレームの由来にも大した考察はされていないのだ。おかしいだろう。

AMX-101 ガルスJは、「機動戦士ガンダムZZ」第3話で登場した、番組最初期の敵MSだ。パイロットはマシュマー・セロ。最初のライバルが搭乗する量産機。すなわちポジション的にザクやハイザック、ゾロなどとも通じるガンダムZZを代表する敵量産機である。
とか書いてしまうと既に間違いである。
ガルスJに限らず「ガンダムZZ」全体の傾向なのだが、ネオジオンの機体は最初試作機として登場し、後で量産機がまばらに登場するというパターンが多く、敵MSの半分ほどが量産されている。そして種類が多いぶん出番は分散している。
ガルスJはその中でも出番の少ないほうで、マシュマー機が消えた後は19話まで出ない(ちなみに19話の個体はマシュマー機の動画を使いまわしている)。そのあとも限られた話数で、ちょっとずつ、飛び飛びに登場する。終盤までそんな扱いで、影は薄く、しかし全く出てこないわけでもない。やたらレア度の高いガ・ゾウムよりは多く出るくらい。
名有りパイロットはマシュマーのみであるが、マシュマーが乗ってプラモ化されたという時点でそこそこ出番は確保されてもいる。
でも全体的な登場数は少なくて、外伝作品でもまず見かけない。

基本的な設定として、とりあえず旧キットの説明書を参考にしてみよう。

こいつはホビーサーチで読めるな
ガルスJ (ガンプラ) 解説1

>地球圏に散っていた元ジオンの技術者たちが、再びアクシズへ参加して開発にあたった機体
>「ガザ」シリーズ以上に、旧ジオン系MSのコンセプトが色濃くはいった設計となっている。
>連邦軍MSのコンセプトとして、ムーバブル・フレーム、リニア・シート、ガンダリウム合金等を導入


特に近年のガンダム作品で、エゥーゴなどからアクシズに合流した者もいると言及している作品がいくつかあるが、そういった方面か、あるいはアナハイム、ジオン共和国などから技術者が合流したのがガルスJなのだろう。
だがムーバブルフレームはともかく、ガンダリウムはアクシズのほうが本場のはずでは…
古い機体のリゲルグがガンダリウムじゃないことから考えるに、ガルスJ開発段階ではまだ一般的ではなかった…?
でもガザCですらガンダリウムだぞ。まだキュベレイとガザくらいにしか使わないつもりだったところを、地球に帰ってきたら意外と流行ってたからこっちでも採用したのがガルスJだと解釈しておこうか…?

さてガザに比べれば旧ジオン系に似ているのは確かだが、これは比較レベルの話と受け取るべきだ。ガルスJと似ている旧ジオン機など知らん
ガルスJをグフ系として説明しているウェブサイトもかなりあるが(文献では見たことない)、はっきり言ってこれは疑わしい。Gジェネの設計がそれでできることは確かだが、実際の共通点は腕の内蔵火器だけである。
むしろ各種資料ではザク系として説明している場合のほうが多く、だからってガルスJはザクにもグフにも似てないのは火を見るより明らかだ。ガルスJはガルスJである。

パッと見は旧ジオン系に多少寄せてはいるが、ガルスJの実態は設定と外見の両面から考えて、むしろ連邦系ムーバブルフレーム機の系譜である可能性が高い。ではガルスJの手本となっているムーバブルフレーム機はなんであろう。おそらく量産機だろうが、この条件であてはまる機体はそこまで多くない。
アナハイム系ならマラサイ、ネモ。エゥーゴならメタス、量産型百式改。また連邦系だと…バーザム…?!

※ネモとマラサイがムーバブルフレームなのかは微妙だったはずだが、MGの説明書でマラサイがムーバブルフレームだと書いてあるので同時期のネモもたぶんそう

ジオン系ムーバブルフレーム機だと、ほぼマラサイ一択であるが、しかしマラサイベースならもっとジオン的シルエットになってるんじゃないか。体型的にはネモ系には見えないガルスJだが、よく見るとヒジ関節のマルイチモールドがジム系のそれであり、ここに連邦系が入っていることがわかる。だがネモにこのモールドはない。ジムIIの手…? いやケンプファーか? どっちもムーバブルフレームじゃないが。
前腕のアームパンチ部分は、装甲のかぶせ方がバーザムやギャプランと似ている。バーザムもああ見えてジム・ガンダム系である。前腕はどちらかというと連邦系の雰囲気があるように思う。
胴体はふっくらして平べったい形状で、頭部が沈み込み、バックパックは半一体化している。これもほぼバーザムと共通の特徴だ。
それに対し下半身はマラサイみたく、ふんわり広がったバランスになっている。ガルスJのアンバランスな体格は、上半身と下半身でモデルが違うからと考えることもできるかもしれない。
バックパックは中央に大きなスラスターがあり、これは見た感じネモのものに構造が似ている。その側部に根本から回転しそうな円筒形のスラスターがあるが、これに似てるのは百式改である(量産型百式改ではない)。
それであらためてZ-MSVの百式改の設定画見たら結構上半身デカくてガルスJみたいな体格に見えてきた。

というわけで、特定のモデルはいないのかもしれないけど、連邦系ムーバブルフレーム機の影響はデザイン面からも肯定できることがわかった。

ティターンズ系技術者が流れるだけの余裕があったかも考えてみる。
諸説あるのだが、マシュマーのシャングリラ到着は3月のはじめであるという(この時期の出来事が載ってない年表もあるため、公式に確認された設定じゃないのかもしれない)
どっちみちアニメの描写から見てもZガンダムの最終話の2月からほとんど時間は経っておらず、ガルスJの開発はティターンズが生きてる頃にはもう始まっていたと考えるべきだろう。というわけでティターンズから技術者が流れるにはちょっと早いことは確かだが、オーガスタ研が終戦前にはエゥーゴ寄りになっていたという話もあるので(センチネル)、流れた可能性自体はあると思われる。

またガルスJがドライセンらと違って特定の旧ジオン機に似ていないのは、これがまだムーバブルフレームの導入初期だから旧設計に合わせきれなかったのではないだろうか。連邦系勢力から久しぶりにジオンに復帰した技術者は、もうかなり連邦に染まっていたと。
ネオジオン初期のガルスJ、ズサ、ハンマ・ハンマの3機種は、モデルになった機体が外見上はっきりしない。そしてネオジオン機でモノアイ中央にバーザムみたく支柱があるのも、この初期3機種だけなのだ…
その後のRジャジャ以降は連邦系・ジオン系問わずに過去の機体の面影を持つものが増える。「ハイゴッグ→カプール」「Mk-V→ドーベン」のように後付けで系譜が作られたものも含む。
最近のAOZでズサもガザAあたりから続きそうな感じになっているし、ハンマ・ハンマもゲルググ[シュトゥッツァー]に似てる感じなのだが、現時点でもガルスJへのミッシングリンクは見つかっていない。しかしそれは不自然な話ではないのだ。
マラサイの下半身やバーザムの上半身など、不特定の連邦系機体を模倣して作られた新規ムーバブルフレーム機であり、それゆえに特定のジオン機に似ていないのがガルスJだったのではないだろうか。

旧キットの文字設定だけでもこれだけ考えることがあるが、ガルスJの設定はこれでは終わらない。
他の資料も見ていってみよう。

ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑PART.2 グリプス戦争編
38ページ
アナハイムはリック・ディアス開発前にアクシズで開発されたガンダリウム・γを入手しているわけだが、
>アクシズはムーバブルフレーム(試作品ではあったが)とリニアシートシステムと交換でガンダリウム・γの精製技術を供与した。
待たれよ。
読み直してびっくりした。ムーバブルフレームはガンダムMk-IIの頃に完成し、アクシズにない技術だったと思っていたが、ここではっきり、アナハイムから渡ってるという情報があった。アナハイムとアクシズのつながりがこんなにはっきりと書いてある資料、他にあったっけ?

このページの設定が生きてるとするなら、ガルスJのモデルになってるのは純粋な「ムーバブルフレーム」そのものであり、特定の機体は存在しないことになりそうだが。
ガルスJの説明書と合わせるなら、アクシズは地球帰還した時点で既にムーバブルフレームを持っており、地球圏にいた技術者が合流して完成度が上がった…?

個人的にはこのページの設定は生きてないと見ているが、生きてるとしてもガルスJ関係の説明はつきそうなので黙っておく。

44ページ
ガルスJとズサは「陸戦を想定した機種」と書かれている。特にガルスJは低コストで陸戦性能が極めて高いんだそうだ。ガルスもズサもどっちも宇宙で活躍してたけどなあ。
この44ページ、どうもガザを宇宙用と位置付けての対比で「陸戦」という表現を使ったみたいなんだが、120ページの解説でもガルスJはそのまま「陸戦用MS」と書かれ(ズサは書かれず)、その後GジェネとかMS大全集とかでガルスJについては「陸戦用」という表現が受け継がれていったようだ。(追記:見逃していたが、同じ趣旨の記述は旧キットズサの説明書にもあるので、由来はそっちかもしれない)
また120ページで「AMX-009より性能は低い」と書かれているのも受け継がれており、汎用機対決でドライセンに負けた機体というイメージになっているらしい。
ちなみに、この本では旧キット説明書にある地球圏技術の設定は一切書かれていない。

総解説ガンダム辞典1.5
>陸戦機ではあるが、宇宙でも使用可能。
つまりどこらへんが陸戦用なのだろう…
まあ地球侵攻用だし陸戦のほうが得意…なのかな?
この本は旧キット説明書も参考にしてて、地球圏の技術者についても記述しているが、彼らがガンダリウムを持ち込んだ言及はなくなっている。ガザCもガンダリウムだからね。

そしてこれだけでなく、「量産されたが、実戦に投入された機体は少数にとどまる。」との出典不明設定が追加されている。
アニメの印象を反映した記述に見えるけど、たぶん旭屋フィルムブック由来の設定かな…持ってないからわからないけど。

前にバーザムの記事でも少し書いた通り、総解説1.5は旭屋フィルムブックという非公式スレスレ本の設定を参考にしているのだが、総解説1.5自体は公式資料なみの扱いとなり、後の資料でもかなり参考にされてる気配がある。
MS大全集2013のカラーページでもこれに倣ったように、ガルスJに地球圏の技術者が参加したことに言及しいる。この記述は古い大全集にはなかった。

MISSION ZZ
ZZのメカ設定といえばモデグラ系の記述も忘れてはなるまいが、序盤登場機のガルスJはモデグラが絡んでないみたいで、このムックではデザイン経緯については特に言及してなかった。
120ページに書いてある設定は旧キット説明書のアレンジ版といった感じで、おおむね準拠しているが微妙に異なる。
>量産を目的としてして試作された本機は、(中略)外観も最多量産機であるザクシリーズに近いものとなった。
そりゃガザよりは近いと思うが…

>基本設計終了直前に地球圏より戻った技術者の連邦軍MSのデータを導入、ムーバブル・フレーム、リニア・シート等を加えて再設計した。
なんか途中までできてたのをギリギリで作り直したみたいな表現。こちらもガンダリウムを持ち込んだ記述はなくなっている。

>ザクIIが固定武装を持たないのに対し、運用がジオンとは異なるアクシズでは単独作戦等に投入する必要上から、一機に汎用性を持たせる固定兵装
ガルスJに固定武器が多い理由を述べている。アクシズ機は一機あたりが高性能化している傾向があるので、それにうまく合っている感じもある。

またこのページに載っている2つの作例のうち、片方は頭部をザクっぽくアレンジし、胴体がマラサイのものに換装されている。中隊長カスタムなんだそうである。固定ポーズを取らせるための製作上の都合らしいが、マラサイとの互換性もイメージした作例かもしれない。
もう一個の作例は前腕をザクのものにしているが、やっぱりガルスJにジオンっぽさが足りないと思われてたんじゃ…

このムックの他の記述でガルスJに関わりそうなのは39ページ。AMX-014ドーベン・ウルフについて
>型式番号の百の位に0が与えられるのは量産機であることを示している。
アクシズ機の型番ははっきりした法則性は不明なのだが、1XXのものと0XXのものがある。
この「0XXが量産機説」は他で見ない説明だが、これだとゲーマルクが量産機になってガルスJが試作機になってしまうぞ。

ちなみにENTERTAINMENT BIBLEと総解説1.5では、100番台と000番台の違いを2つの開発部門の違いとしていた。
しかし総解説もなぜかゲーマルクを量産機って書いてあるんだよな…これも旭屋フィルムブックの設定らしい。
何でゲーマルクを量産したがるの。

データコレクション 機動戦士ガンダムZZ
ENTERTAINMENT BIBLE準拠で陸戦用と書いてあるほか、「ザク系を継承した機体」「多数量産されている」だと。
このようにザク系という明記がモデグラ系列以外でも見つかることがある。

ガンダムMS動画図鑑第246回 AMX-101 ガルスJ(機動戦士ガンダムΖΖより)
>ガルスJは、正統派モビルスーツとして、ネオ・ジオンの旗のもとに戦った機体である。
ガルスJは正統派なのだ。グフとは違うのである。

他の資料も探せばまだまだ重要な記述はあると思うが、このくらいにしておきたい。ガルスJの設定は結構ブレてることがおわかりいただけたと思う。
バーザムだけが特別難しいのだと誤解している方々におかれては、まず手元のガルスJの資料を精査してみることをおすすめする。

ちなみにこの記事はまだまだ続く。
[ 2017/05/06 13:11 ] ガンダム | TB(0) | CM(0)

ドラムフレームが宇宙世紀を支配する

ドラムフレームは、試作アッシマー[キハール]やガンダムTR-6[ウーンドウォート]、モビルポッド「オッゴ」など、様々なメカニズムに使用されている円盤状、あるいは円柱状の機械構造の名称である。
重なった円盤状の部品がダイヤル錠のように回転し、変形機構を担ったり、アームや武装を接続したりできる。
用途は様々であり、可変機だけに用いられる構造ではない。

ムーバブルフレームとは名前が似ているが、使われる範囲は異なる。ドラムフレームは軸受けのような機能の機械部品であり、全身骨格であるムーバブルフレームと無関係ではないが直接的な関係にあるものでもなく、ムーバブルフレーム機の内外に組み込むことも可能である。

一般的な解説文を書くなら、以上のような感じになると思う。

ただし、AOZシリーズ以外ではこの機構に関する言及は少ない。
いやAOZ内でも決して多くはなかったぞ。少し前までは。
[ 2017/04/23 13:23 ] ガンダム | TB(0) | CM(0)
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