ピクダン2の58Fを完全クリアした人がいない話

※タイトルでおわかりでしょうが、当記事に58Fの攻略法はありません!
58Fの完全クリア法をご存知の方は私に教えなくてもいいので、すみやかにウィキなどに情報提供してください!


「ダンジョンRPG ピクダン2」は2012年8月22日に配信された3DS用ダウンロードソフトである。価格は税込み500円(2017年現在)。メーカーは「星霜のアマゾネス」など他にもダンジョンRPGを手掛けるインテンス。
公式サイト→http://www.intense.jp/picdun2/
内容を簡単に説明すると「フロアの謎解きに特化したダンジョンRPG」。全60Fのダンジョンを、階段を探し進んでいく、シンプルながら必要十分な設計のダンジョンRPGとなっている。
全てのフロアには隠し通路やワープなど、バラエティに富んだ謎が仕込まれており、それらを無視して階段をさっさと降りても先には進めるが、たいてい謎を解かないとマップは埋まらない。
本作の最も大きい要素がこの謎解きである。ダンジョンRPGはとかく戦闘を重視しがちなイメージがあるが(偏見)、本作は純粋に謎解きが多い。それも、「特定のマスを最後に埋めるようにマッピングしていく」とか、「壁に背中からぶつかることで変化が起きる」とか、「ローマ字の中に仕込まれた日本語のダジャレがヒントになっている」とか、珍しい仕掛けが多い。
そして全フロアのマップを埋めないとエンディングに到達できないようになっている(60Fで懐かしい感じのメッセージが出て追い返される)。

ダンジョンRPGというジャンルはバトルシステムが複雑化しがちであるが、本作の戦闘は防御と攻撃を使い分けるアクション要素のあるものとなっており、複雑さはないがテンポの良さを重視している。
ザコ敵を倒して得られるのは経験値のみで、アイテムを落とすことはない。強い装備も全てフロアの謎解きで手に入るようになっている。いわゆるハクスラ要素みたいなもんはない、本当にダンジョンの仕掛けと謎解きを楽しむのが主なゲームなのである。
でもボスキャラは配置されているし、バトル自体が謎解きにも絡むこともあるのでほどほどに戦わなきゃならない。

なお、本作はDSiウェアの「ピクダン」の続編だが、ストーリーのつながりはあってないようなものなので気にしないでいい。
前作「ピクダン」との違いは、攻撃を担当する3人の仲間キャラクターの存在もあるが、大きいのはフロアの謎解きが2段階になっていることだ。
マップを埋めるだけなら謎も一部を解くだけで済むのだが、各フロアには階段やマップとは別に、謎の石板のメッセージが隠されている。各フロアには対応する仲間キャラクターが設定されており、彼女らがいるとヒントメッセージが追加される。
そのヒントに従って謎を解くと、フロアに隠しメッセージが出現する。それを読んだ状態で先に進んで、初めてそのフロアを完全クリアしたことになる。

先に述べたように、マップを埋めさえすればエンディングまでは到達できる。ので、このメッセージを見つける必要はない。
ではメッセージを全部発見して完全クリアするとどうなるのか?
…わからない。
本作を完全クリアした報告はインターネット上に存在しない。具体的には58Fの攻略法が発見されていない。

終盤の謎解きは異様に難しく、特に50台後半はヒントが存在しない鬼畜フロアもあり、どうやって攻略したんだというレベルの難易度になっている。僕も攻略サイトを参考にしたことを白状しておく。
それでも58F以外は全部攻略されているのだが、58Fだけは発売から5年経った現在も謎を解いたという報告はない。
ピクダン2の攻略サイトは3つほどあるが、どこも58Fだけは投げ出してしまっている。
PUKKA RUMBA-「ダンジョンRPG ピクダン2」攻略
58F挑戦中のまま更新停止。
ゲーム攻略 Rody ピクダン2 攻略メニュー 58Fだけ模索している状態で終わっている。
インテンス総合@2chまとめWIKI FLOOR 51~60 「挑戦者求む。」

海外サイトはどうか。本作は"Picdun 2: Witch's Curse"のタイトルで海外でも配信されているのだが、Game FAQSのピクダン2のトピック
No one on the internet has figured out the curse for floor 58.「日本語の二つの攻略でも解けてない」って書いてあるだけだった。

21世紀やぞ。
昔のゲームならまだしも、3DSとかで誰も制覇していないゲームなんてものがまだ存在していることに僕は衝撃を受けた。しかも誰も知らない駄作とかじゃない、一定の評価を得ているゲームで。
まあ、攻略本が出るまで完全に解明されない隠し要素ってのは近年でも結構あるようではあるんだが。まして本作のように攻略本が存在しないゲームには、隠し要素が残っていること自体も知られず埋もれている例もあるのかもしれない…

ファミコンだと「エルナークの財宝」というゲームが長年攻略不能と言われていたが、2000年に攻略法が発見された。
エルナークの財宝攻略 ROM解析とかではなく、自力でやり込んで発見したとのこと。

「えりかとさとるの夢冒険」の隠しメッセージも有名だけど、こちらは解析で見つかったものだ。コマンドが異様に難しいのでメッセージの出し方はわからず、存在だけ解析で知られていた(これは2chより先に解析していたサイトもあったはずだが見失った)が、2004年に2chレトロゲーム板「えりかとさとるの夢冒険を語ろうな」スレでそれが話題になったところ関係者らしい書き込みがあり、実機で出すコマンドも存在するのではないかと推測され、それをもとに解析が進んでコマンドは発見された。

去年もワンダースワンの「リング∞」ってゲームがクリアされていないという話が話題になっていたが、
16年間だれもクリアした事のなかったゲーム『リング∞』解析の末、遂にベストエンドが発見される。
これも2chの解析でエンディングが確認されていた。

まあ僕自身は、上記に挙げたタイトルどれもやったことないという、インターネットの歪さがあるわけだが。
ウィザードリィ4とかコンボイの謎ステージ9とか、テイルズシリーズのブルーアースとか、実際アナログの攻略本や、それを転載したwikiだのの情報なしできる気がしないんだけど、それもないゲームはどうすればいいんだろう?

ピクダン2の58F、「謎解きの実装し忘れ」ということはないと思いたいが、5年経っても誰も攻略してないのは事実であり、ここにそのことを日本語で書き留めておきたいと思う。定期的に語り継いでいけば誰かがそのうち何とかしてくれるかもしれないからだ。他力本願である。
それにこういう記事を書くのも、ピクダン2自体は「完全攻略できない」という難点が気にならないくらい楽しめた謎解きゲームであり、500円では安すぎるくらいだったという感想があるためである。バトルばかりがダンジョンRPGじゃないということを再確認する意味でもおすすめです。
[ 2017/07/29 21:02 ] ガンダム以外 | TB(0) | CM(0)

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