復活のF フリーザの戦闘力130万問題

タイトルからネタバレしていくが、どうせここを読みに来る人は少ないし、そろそろいいかと思うので先日見てきた「ドラゴンボールZ 復活の『F』」の話で。
先に言っておくと映画自体が面白かったかと言うと、ちょっと厳しいと言わざるを得ないのだが、まあそのことは深く言うまいとして。
考えたいのは130万の話だ。「戦闘力の数字100万から先は公式も非公式もあてにならないから考えるだけムダ」というのが本ブログの主張であるが(今初めて言った)、今回出てきた新しいフリーザの戦闘力130万……すごい微妙じゃない?

映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、多少ネタバレを交えて考えていきたい。
『復活の「F」』でわかる具体的な情報は以下の通り。
・復活したフリーザは「4ヶ月もあれば戦闘力130万になれる」と発言。
・鍛えて地球に戻ってきたフリーザを見たピッコロ、半年ほど前に復活したことを説明。
・第1形態フリーザは超サイヤ人悟飯を一撃で倒すほどの強さ。(追記:これ間違いで、見直したら黒髪に戻った悟飯を一撃で倒してることがわかりましたのでお詫びして訂正します。でもたぶん超サイヤ人悟飯より強いです)
・超サイヤ人悟飯はピッコロより強い感じ(不正確)。

どの状態のフリーザが130万に該当するのかは、わからない。

映画内で語られない原作情報は以下の通り。
・フリーザの戦闘力は53万。
・第2形態フリーザの戦闘力は100万以上は確実。
いずれも原作描写であり信憑性は高いと考えられている。ただし、どちらもフリーザの自称であり、正確に計測されたものかは明らかでない。
あるいは今回の映画は完全パラレルで、これらの数字を採用していないという可能性もある。

仮説1:今回の第1形態が130万だと考える。
53万から130万にアップしたと考えれば倍以上の成長だ。最終形態も当然従来の倍以上になっているだろうと予想できる、が…
今回のフリーザは第1形態でも相当強く、既に超サイヤ人悟飯より強いのである。
仮に悟飯が昔より大幅にパワーダウンしていると考えても、それでも昔のフリーザ最終形態より弱いということはないと思う。
ということは、パワーアップしたフリーザは第1形態の時点で旧最終形態よりは強いように思うが、
そうなると以前の最終形態は130万にも満たなかったのだろうか?そこまで低いとは思えないけど…

今回の映画の中に回答案があった。隙をつきさえすれば、さほど強いとも思えないソルベの攻撃でも超サイヤ人に通用しうるのだ。130万が旧最終形態より強いとは思えないが、さすがにソルベの小細工よりは強いだろう。
すなわち「旧第2形態よりちょっと強いだけの130万あれば、戦い方によっては超サイヤ人は倒せる」説を取る。
だいたい前作の超サイヤ人ゴッドの時点で数字など意味を成さないのだ。今回フリーザは第1形態でその極意を掴んでいたと考えれば、描写に矛盾は無い。

この仮説の問題は130万という数字自体の意味がほぼなくなっていることで、もう数字が関係ない領域の話になってると仮定して、その数字言う必要あったか?

仮説2:フリーザは調子に乗ってトレーニングしすぎて130万を大幅に越えていた。
4ヶ月で130万ということだが、これは復活直後のフリーザの予想に過ぎない。
しかも4ヶ月トレーニングすると言いながら、後のセリフだと半年かかっていたことになっている。130万では満足せずに2ヶ月追加でトレーニングしたのかもしれない。
130万と言ってたが実際は300万くらい行ったかもしれないし、1億でも10億でもいい。
130万では悟飯を瞬殺できないかもしれないが、もっと上まで鍛えたのなら問題ない。

この仮説の問題は、やはり130万という数字の意味が消し飛んでいることで、わざわざセリフで130万って言わせた意味がないじゃんよ…

仮説3:戦闘力100万から急に上がりにくくなる説。
断っておくが、これは強引な解釈である。

まず旧第2形態フリーザは戦闘力100万以上だ。だが第3形態から先は、原作では、具体的な数字は出ていない。
たとえば第2形態がピッタリ100万だとして、最終形態は110万くらいだったと仮定しても原作と矛盾するわけではないと言い張れる。割合で見ると大した差が無いように見えるが、数字にして10万も違うのだから大幅な差である。さらにフルパワーの最終形態なら115万くらい行くかもしれねえぞ!

こういう強引な仮定を持ち出せば、130万は驚異的な数字と言える。そして超サイヤ人悟飯は130万より弱かったと考えれば何も問題ない。

無理である。

仮説1と仮説3を組み合わせる案として。
100万以上から上がりにくくなるという仮説3を一部採用し、強引さを抑えてまず旧最終形態が300万程度としてみる(超サイヤ伝説の数字)。超悟飯の戦闘力も非常に少なく見積もってそんなもんとする。
それで仮説1を採用し今回の第1形態がやはり130万程度だとしよう。300万になら隙をつけば通じるんじゃねえかな……でもこの仮定でも130万という数字の価値が微妙な気がする…
仮説2も合わせて、130万と言いつつ200万くらいまで上がっていたのかもしれねえが。

仮説4:旧最終形態が53万だった説。
やはりこれか…

これだと原作第2形態の100万以上という自己申告が嘘だったことになる。だからこれも強引な解釈であることに違いはないが…
考えててちょっと思ったのだが、鳥山先生は第2形態のセリフ覚えてるのだろうか…ということだった。
読者が知らないうちに作者の中で最終形態の数値が53万に確定されていて、その上で130万を目指していたとすれば…?
これなら第1形態は130万と言わず、70万もあれば超サイヤ人くらい倒せるだろう。ゴールデンで130万!並の超サイヤ人の推定倍以上の超パワーだ!

どの仮説に立ってもどうにでも説明がつきそうな問題ではあるんだけど、どの基準でも130万という半端な数字を言わせる必要あったのかな…という点だけは共通していると思うのであった。

仮説5:本作はパラレル作品であり戦闘力自体が異なる。
考察など無意味であり、130万になる前のフリーザが幾つかだったかなど誰も知らない。
このように投げてしまうのは僕も嫌である。

周辺情報補足。
・最終形態の戦闘力1億2000万は書籍「ドラゴンボール大全集」で設定された数字である。
ちゃんとした書籍に載っている以上、公式な数字であると言えるが、鳥山明の後年の発言からすると、鳥山自身が設定に関与しているかは極めて怪しい。
※大全集に載っている超サイヤ人の戦闘力は50倍とされるが、2009年の「超エキサイティングガイド」で鳥山はその50倍について触れており、自分は10倍くらいのつもりで描いていたと語っている。20倍界王拳をどう思ってるのかは知らん。

・超サイヤ伝説の最終形態300万を好む人も多い。
超サイヤ伝説は当時のジャンプ?とか公式媒体に出た戦闘力は判明していた範囲で反映しているらしい。
こちらで採用されてないフリーザ変身後の数値とかは連載終了後の後付けなんだと思うが正確なところは知らない。
超サイヤ伝説設定では界王拳なしの悟空の戦闘力はピッコロやベジータに大きく劣り、また20倍界王拳は戦闘力にして11倍にしかならないが、これは1億とか表現できなかったハードの都合だけではなく、ゲーム開発者なりの解釈もあると思う。

・フリーザの戦闘力は1垓?
このソースは劇場版に合わせて発行された「ドラゴンボールZ新聞」の中尾隆聖のインタビュー。
「今回の強さを推定するとどのくらい」という記者の質問に対し、「ナイスガイというところで1垓(がい)。それぐらい、とてつもないということですね」と答えたことによる。
ジョークというかリップサービスのようなもんであって、まあ公式に1垓になってもいいんだけどちゃんと検証や承認がされた数字ではないです。
[ 2015/05/04 19:14 ] ガンダム以外 | TB(0) | CM(0)

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