ガンダムMk-III周辺情報整理

RE/100でガンダムMk-IIIが発売されたので、この機に前から思っていたことなどをまとめる。
よく聞く「3種類のマークスリーがある」という話も含めて。
・有名なガンダムMk-IIIは3種類
以下の3種類が有名なやつ
・エゥーゴのガンダムMk-III(普通の)
・連邦のガンダムMk-III"イグレイ"
・ティターンズのガンダムMk-III"ハーピュレイ"
他にも有名じゃないのが数種類あるが今回はスルーで。

普通ガンダムMk-IIIとはこないだプラモが出たもの、Z-MSVのやつのことを指す。
初出順は知らないが、Z-MSVのほうが後でデザインされてるのかな?
残るイグレイとハーピュレイの2種類は、モデルグラフィックスのムック「PROJECT Z」で設定されたものである。ここでは詳しい解説は省くが、これは2機とも非公式設定。MS大全集などには載っていない。
他誌の設定と競合して非公式にされたということではなく、PROJECT Zの書き方を読む限り、もともと公式化を意図したものではないようだ。
(もっとも続編のムック「MISSION ZZ」で設定が整理されているので、こっちは公式に準じる扱いを狙っていたかもしれない。ただし、こちらのムックも現在では通用しない設定になっている)

・3勢力のマークスリー?
イグレイは連邦機と説明されていることが多いが、それはPROJECT Zの設定であり、後のムックMISSION ZZの設定ではティターンズ機である。
だからエゥーゴ、連邦、ティターンズの3つの勢力がマークスリーを作っていたという説明で正しいかというと、そもそも間違いがある。PROJECT ZもMISSION ZZも非公式本であると思われるが、まずこれらのムックはZ-MSVのMK-IIIの存在を肯定していない。それ以前にイグレイは見た目からしてZ-MSVのMk-IIIと相矛盾している。
つまり、3勢力が3種類のMk-IIIを作っていたのではなく、
「2勢力が2種類を作っていた(古い非公式設定)」か、「普通に1種類しかない」の二択である。そして明らかに後者が現状。

とはいえ、ハーピュレイはAOZで描かれ、イグレイもちょっと怪しいがデータコレクションシリーズの一冊で言及している箇所がある。どちらも完全非公式ではないとも言える。
もう少し設定を煮詰めれば「3勢力のマークスリー」も説明できるだろう。
けど今の段階ではそうなっていない。「3勢力が作ってた」という設定は非公式ですらなく、軽く妄想に足を突っ込んでいる説明となり、注意が必要。

・Mk-Vへの道
ここでガンダム・センチネルの話題になるが、ガンダムMk-Vというのが出てくる。
これはティターンズが作らせ、連邦によって開発が継続され、ニューディサイズに奪われた機体という設定。基本的にはティターンズ系の機体だ。

現状ムック「ガンダム・センチネル」は全体的には公式に近い扱いを受けているが、一部非公式と思われる内容も含まれる。
たとえばPROJECT Zに載っていた非公式機のZレイピアなどが載っているページがある。センチネルはPROJECT Z、MISSION ZZが前提にある。
要するに、Mk-Vに至る前にあるMk-IIIはZ-MSVのものではなく、イグレイかハーピュレイのどちらかであると考えられる。
5がティターンズなのだから、3も4もティターンズ機のほうが自然な話ではないか?

いろいろあってPROJECT ZとMISSION ZZは非公式のまま、センチネルは公式同然の扱いになり、同時にZ-MSVも公式同然のものになっている。
だからMk-IIIはエゥーゴで、Mk-Vはティターンズということになってしまったのだが、こうなるとIVで何があったのかがわからない。
そういう事情を説明する設定として、GジェネのMk-IVのような設定が要求されたのかもしれない。※初出のGジェネZEROはセンチネルが初参戦したタイトルでもある。
そんな難しい位置の設定をあの時期のゲームで使ってしまって良かったのか…というところもあるが。

・ガンダムMk-IV
Gジェネ設定では、Mk-IIIのデータがティターンズに持ち込まれた機体。オーガスタ製のはずだが、ガンダムウォーではオークランド製にしているようだ。

・G-V
もともとガンダムMk-Vではなく「G-V(ジーファイブ)」という名前でデザインされていた。これはMk-IIの3つ後の機体という意味ではなく、(何らかの数え方において)「5番目のガンダム」ということらしい?
よく知らない。
当初はネオジオン機だったはずなので、マークツー系列を意識してデザイン・命名したわけではないのだと思う。

・ナイトガンダムとの関係
ガンダムMk-IIIは元の設定より、ナイトガンダムの原型機として有名になった可能性がかなり高い。
RE/100の説明書にも騎士のように華麗とかいう謎の説明がされてるらしい。

横井孝二によると




ということで、設定面ではイグレイとハーピュレイを意識していたのかもしれないが、よく覚えてない様子。

ナイトガンダムの顔がMk-IIIタイプと違う理由はたぶん主役はノーマルなガンダム顔にしたかったからだと思うが、詳細は不明。武者Mk-IIも顔はZガンダムなので、前例がないわけではない。
[ 2015/01/28 22:30 ] ガンダム | TB(0) | CM(4)

MSF-007とイグレイの元ネタはOUT誌に掲載された藤田一巳氏デザインの通称アドバンスド・ガンダムですね。
後にリファインされ、Bクラブ誌初出のZ-MSV版が現在メジャーなのは
企画がバンダイだからでしょうね。
当然旧バンダイ出版(現メディアワークス)のMS大全集にもそっちが載るでしょう。
モデグラ誌のハーピュレイやイグレイ、HJゲームブックのグーファも独自設定としては同格ですが
媒体の格が違ったという事なんでしょう。
[ 2015/07/03 10:19 ] [ 編集 ]

アドバンスド・ガンダムについてはよく知らないんですよね。
画像見る限りMKIIIってモロに書いてあるらしくて正式にアドバンスド・ガンダムって名前だったのかどうかも怪しいというか。
[ 2015/07/03 19:19 ] [ 編集 ]

正確にはZワールドという藤田さんの連載企画、ステップβMk-ⅡからADガンダムへ(月刊OUT85年9月号)
の本文記事に
「Mk-Ⅱの欠陥を解消し、機能強化型に発展させた真のアドバンスド・ガンダムのプランはすでに提出されていたと聞いている。」と記載されてます。
で、元ネタの画稿にはガンダムMk-Ⅲとのキャプションは付けられてますが、
その下に記載されてる文には
「Mk-Ⅱから類推されるアドバンスドMSの想像図。」としか書いてありませんね。私もガンダム設定の史学考証みたいな遊びをしているので、少し参考にでもなればと気まぐれに書き込みました。
お節介ついでに、この藤田さんの連載Zワールドの記事はとても面白いので、一読をお薦めします。
個人的には商業誌等でMk-Ⅱの事を書くライター(特に伸童社系の後付けライターやコンビニ本の捏造ライター)には読んでもらいたいですね(笑)
[ 2015/07/03 21:51 ] [ 編集 ]

書きこみありがとうございました。ただ当ブログはガンダムをあんまり高尚なものと考えてないことについてはご了承ください。史学というより矛盾を強引に説明するスレ的ノリでやっているつもりな部分もありまして。

藤田さんといえばヤングアニマルの連載終わってしまったけど、来月出る単行本に連載の経緯とか何か書いてあるんだろうか
[ 2015/07/03 22:55 ] [ 編集 ]

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